マウスは「どれも同じ」と思われがちですが、実は用途によって使い勝手が大きく変わります。
手のサイズ、持ち方、作業内容によって、最適なマウスはまったく違うため、なんとなく選ぶと生産性が下がる原因にも。
この記事では、初心者でも自分に合ったマウスを選べるように 最重要ポイントをわかりやすく解説します。
マウス選びで重要なのは「持ち方×用途×接続方式」
マウスは以下の3つで選ぶと失敗しません。
- あなたの持ち方(つかみ持ち・つまみ持ち・かぶせ持ち)
- 仕事 or ゲーム or クリエイティブの用途
- ワイヤレス or 有線 の違い
まずは自分の手の使い方から見ていきましょう。
自分の持ち方タイプを知る(最重要)
マウスは「持ち方」が合わないと疲れやすく、狙った位置にカーソルが動かない原因になります。
かぶせ持ち
- 手全体で覆う持ち方
- 安定性が高く長時間の作業に強い
- 大型マウスが向いている
つかみ持ち
- 指と手のひらで軽く握る持ち方
- クリックが素早い
- 中型の軽いマウスが最適
つまみ持ち
- 指先だけで支える持ち方
- 正確な操作が可能
- 小型・軽量マウスが向く
まずは自分がどの持ち方なのか確認しましょう。
用途別のおすすめスペック
事務作業・ビジネス用途
- 静音クリック
- 多ボタンよりシンプル設計
- 手にフィットする形状
- ワイヤレス推奨(デスクがスッキリ)
適した形:かぶせ持ち or つかみ持ち
おすすめ性能:DPI 800〜1,600
ゲーミング用途
- 軽量(70g前後)
- 高DPI対応(最大16,000〜26,000)
- 高速センサー(遅延ゼロ)
- 有線または高性能ワイヤレス
適した形:つかみ持ち or つまみ持ち
おすすめ性能:DPI 1,600〜3,200以上
機能:ホイール性能、低遅延、ソフトウェアカスタム
デザイン・クリエイティブ用途
- トラッキング精度が高い
- 多ボタンでショートカット割り当て可能
- 人間工学デザイン
- 手首の疲れ軽減構造
適した形:かぶせ持ち
おすすめ性能:DPI 800〜1,200
候補:トラックボールタイプも◎
ワイヤレス or 有線はどっちを選ぶべき?
ワイヤレスの特徴
- ケーブルレスで作業が快適
- Bluetooth/USBレシーバー両方あり
- 充電式 or 電池式
メリット
- デスクがスッキリ
- カバンに入れて持ち運びしやすい
デメリット
- 充電の手間
- 遅延がわずかに発生(ゲーマー以外は気にならない)
有線の特徴
- 電池不要
- 遅延ゼロ
- 軽量モデルが多い
メリット
- ゲーム用途に最適
- 安定性が抜群
デメリット
- ケーブルが邪魔
- ノートPCには不向き
手の大きさで合うサイズが変わる
「マウスがしっくりこない…」という人の多くは、手の大きさとサイズが合っていません。
手が小さい人(〜17cm)
- 小型マウス
- つまみ持ち・つかみ持ち向き
手が大きい人(18cm〜)
- 大きめマウス
- かぶせ持ちが安定
手のサイズの測り方
- 手首から中指の先までを測るだけ
- 17〜19cmが平均
ボタン数は用途で決める
事務作業
- 2ボタン+ホイールで十分
- 戻る/進むボタンがあると便利
ゲーム
- 6〜12ボタン
- サイドボタンでスキル割り当て
クリエイティブ作業
- 多ボタンモデル推奨
- ショートカットを割り当てて効率アップ
トラックボールマウスという選択肢
手や肩が疲れやすい人は、トラックボールも検討すべきです。
- マウスを動かさない
- 肩こり対策に最適
- クリエイティブ作業との相性◎
デメリット:慣れるまで少し時間が必要
初心者におすすめのメーカー
ロジクール(Logicool)
- ビジネス・ゲーム・クリエイティブすべてに強い
- MXシリーズが特に人気
レイザー(Razer)
- 超低遅延のゲーミングマウス
- デザイン性も高い
エレコム
- コスパ高い
- 手の大きさに合わせた“握り方分類マウス”が豊富
Kensington(ケンジントン)
- トラックボール専業
- 肩こりに悩む人の救世主
最も失敗しないマウスの選び方まとめ(3ステップ)
ステップ1:持ち方を知る
かぶせ・つかみ・つまみのどれかをまず把握する。
ステップ2:用途に合ったスペックを選ぶ
仕事・ゲーム・デザインで必要な性能は全く違う。
ステップ3:サイズと接続方式を決める
- ビジネス → ワイヤレス
- ゲーム → 有線 or 高性能ワイヤレス
- 手の大きさに合った形状を選ぶ
