リールは釣りの性能を大きく左右する最重要アイテム。
同じ竿でもリールが違うだけで「飛距離」「巻きやすさ」「釣れる魚」が大きく変わります。
しかし、スピニングリール・ベイトリールなど種類が多く、
初心者は「結局どれを選べばいいの?」となりがち。
この記事では、釣りの種類・目的・経験値別に最適なリールの選び方をわかりやすく解説します。
リール選びの最重要ポイントは「種類×番手×用途」
リールを選ぶときは、以下の3つを最初に決めれば迷いません。
- スピニング or ベイト
- 番手(大きさ)
- 釣りの用途(海・川・堤防・ルアー・エギングなど)
リールの種類|最初はスピニング一択
スピニングリール
- トラブルが少ない
- 投げやすい
- 巻きが軽い
- 初心者に最も向いている
エギング・アジング・堤防釣り・サビキ・ルアー釣りまで万能。
ベイトリール
- 操作性が高い
- 大物に強い
- 正確なキャストができる
- 風に弱くバックラッシュしやすい(糸が絡む)
→ バス釣り・ジギング・ベイエリアのルアーに向く
→ 初心者には難しいためまずはスピニング推奨
番手(リールサイズ)の選び方|釣り方で決まる
リールの大きさは「2500番」「3000番」などの数字で表されます。
小型リール(1000〜2500番)
- アジング
- メバリング
- トラウト
- エギング(2500番)
軽量で繊細な釣り向き。
中型リール(3000〜4000番)
- シーバス
- サーフ
- 堤防の青物
- ライトショアジギング
「1番万能」と言われるサイズ帯。
大型リール(5000〜8000番)
- 本格ショアジギング
- オフショアジギング
- 大型青物(ブリ・ヒラマサ)
パワー重視タイプ。
用途別|最適なリールサイズ一覧
| 釣りの種類 | 最適な番手 |
|---|---|
| アジング | 1000〜2000 |
| メバリング | 2000 |
| エギング | 2500 |
| ブラックバス | 2500(スピニング) or ベイトリール |
| トラウト | 2000〜2500 |
| シーバス | 3000〜4000 |
| サーフ(ヒラメ) | 4000 |
| ライトショアジギング | 4000〜5000 |
| 青物(ブリ等) | 6000〜8000 |
ギア比(HG / XG)の選び方
リールにはギア比(巻き取り速度)があり、種類によって得意分野が変わります。
ノーマルギア(標準)
- 早すぎず遅すぎない
- 巻き抵抗が軽い
- ルアーのアクションを出しやすい
→ 初心者に最適
ハイギア(HG)
- 巻き取りが速い
- 手返しが良い
- シーバス・エギングで人気
エクストラハイギア(XG)
- 最大級の巻き取り速度
- 青物・ショアジギング向け
- 巻き抵抗が重い
1gでも軽い方が釣果が上がる理由
リールは軽いほうが操作性が上がります。
- ロッドとのバランスが良くなる
- 手首の疲労が減る
- 長時間の釣りでも集中力が続く
迷ったら 軽量モデルを選ぶのがおすすめ。
ドラグ性能も重要
ドラグは「魚の引きに対して糸を出す仕組み」。
- 滑らか → ライトゲームで必須
- 強力 → 大型青物で必須
エギング・アジングなどライト用途は 滑らかさ重視
青物狙いは 強さ重視 で選ぶ。
巻き心地は価格に比例する
安いリールは巻きがザラザラすることがあるため、
- 巻いていて気持ちいい
- 疲れにくい
- 操作がブレない
というメリットから、中価格帯(1万円〜2万円)を買うと長く快適に使える。
初心者におすすめのリールメーカー
シマノ(SHIMANO)
- 巻き心地が最高
- トラブルが少ない
- 初心者〜上級者まで幅広い
定番:ソアレ・セフィア・アルテグラ・ナスキー
ダイワ(DAIWA)
- 軽量モデルが多い
- 防水性能が強い
- バランスの良いラインナップ
定番:レブロス・レガリス・カルディア
アブガルシア(Abu Garcia)
- コスパ最強
- ライトゲームで人気
- ベイトリールも豊富
初心者がまず買うべきリール3選
- 2500番(エギング・ライトゲーム万能)
- 3000番(堤防全般・シーバス)
- 4000番(サーフ・ライトショアジギング)
これだけあれば9割の釣りに対応できます。
リール選びで失敗しないチェックリスト
- 用途に合った番手を選んだか?
- スピニング or ベイトを理解しているか?
- ギア比は用途と合っているか?
- 重さは許容範囲か?
- ドラグ性能は十分か?
すべて満たせば間違いありません。
最も失敗しないリール選びまとめ(3ステップ)
ステップ1:釣りの種類から番手を決める
→ 1000〜2500:ライト
→ 3000〜4000:万能
→ 5000以上:大物
ステップ2:ギア比を選ぶ
→ 基本はノーマル、慣れたらHG・XG
ステップ3:軽さと巻き心地で比較する
→ 長時間釣りが圧倒的に快適になる
